米・フォード、赤字9340億円 4−6月期の北米事業が振るわず
経営再建中の米自動車大手フォード・モーターが24日に発表した2008年4−6月期決算は、86億6700万ドル(約9340億円)の純損失となった。08年1−3月期に四半期ベースで3期ぶりに黒字化したが再び赤字に転落した。
ガソリン価格高騰や米景気の急減速で北米事業の不振が深刻化、約80億ドルの評価損を計上したため赤字額が膨らんだ。売上高は前年同期比約13%減の386億ドル。前年同期は7億5000万ドルの純利益だった。
業績悪化に歯止めをかけるため、フォードは北米の3カ所の組立工場での生産車種を、燃費効率が劣るピックアップトラックなど大型車から乗用車に変更するなど生産体制の見直しを急ぐ。ハイブリッド車の生産やモデル数も倍増させる。
北米では販売低迷に加え、金融市場の混乱が続いており、評価損は北米の自動車事業の資産関連で53億ドル、金融子会社の関連で21億ドルなどに達した。
南米や欧州などでは堅調だったが、主力の米市場での低迷から、世界販売台数は前年同期の約177万3000台から約156万1000台に減少した。