ニッサン、ティアナに中国初のナビを搭載
北京市交通情報センター( BTIC)とニッサンは、北京市の交通渋滞・環境改善を目的とした『STAR WINGS(スターウイングス、中国名:星翼)プロジェクト』の第一段階として、渋滞回避ルート情報を提供する車載ナビゲーションの実用化を開始したと発表した。
このナビゲーションは、6月に発売した新型『ティアナ(中国名:天)』の3.5リッター最上級グレードに標準装備し、また2.5リッターの上級グレードにオプション装備する。
同システムは、北京市内で、BTICの持つ世界最高密度のプローブカー交通情報システムが生成するリアルタイム交通情報にもとづくもので、同機能を持つ車載ナビゲーションの実用化は中国初となる。
両者は同機能を付加した簡易型ナビゲーション(PND)を、北京市内のタクシー200台に2カ月間搭載し、ユーザーのニーズにより適合するために交通情報の使われ方をモニターする。また、PNDは北京五輪期間中にスタッフ用車両にも使われる予定。
さらに、BTICとニッサンは本プロジェクトによる渋滞改善、CO2削減など社会的効果を検証するプログラムを北京工業大学、広島大学と共同で完了させたと発表。同プログラムは、北京市における交通情報の有無によるドライバーのルート選択行動をモデル化し、交通流シミュレーションに組み込み、普及することで見込まれる社会的効果を検証した。
その結果、北京市の全車両に『STAR WINGS(リアルタイム交通情報に基づいたルート案内機能付き)』対応型ナビゲーションが約30%普及した場合の目的地到達までの走行時間は最大16%短縮し、CO2は最大27%削減されると試算された。
BTICとニッサンは、中国での交通渋滞・環境改善のために、STAR WINGSの拡大に向けて、今後も連携を深めていくという。