日産・デュアリス (DUALIS) は、日産自動車から2007年5月に発売された小型クロスオーバーSUV。欧州ではキャシュカイ (QASHQAI) 、北米ではデザインを手直ししたローグ (ROGUE)の名称で販売され、オーストラリア(名称は日本と同じデュアリス)や、中東諸国、中国へも販売される予定。デュアリスと同じ車台を共有しているエクストレイルはオフロード走行に趣を置くのに対し、デュアリスはオンロード走行に趣を置く。
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モデル概要
日産の欧州戦略車種として位置付けられており、欧州市場をメインに販売が行われる。スタイリングは英国の日産デザインヨーロッパ(NDE)、および、日産テクニカルセンターヨーロッパ(NTCE)が手がけている。生産は英国日産自動車製造会社(NMUK)のサンダーランド工場で行われているが、日本向けに関しては2008年から日産九州工場に移管されている。欧州においては、2006年11月に生産が終了したアルメーラの後継車種としての役割も担う。
プラットフォームは、日産・セントラや、ルノー・メガーヌ、QM5などで使用されている、アライアンス・Cプラットフォームを採用。エンジンは全て直列4気筒でガソリンが1.6L(HR16DE型)と2.0L(MR20DE型)、ディーゼルは1.5Lと2.0Lが設定されている。トランスミッションは、5速MT、6速MT、6速AT、CVTを用意。駆動方式はFF、または、4WDで、4WDはエクストレイルと同じ、オールモード4X4を採用する。フロントストラット式、リアマルチリンク式のサスペンションには、減衰力特性に優れたザックス社製ハイスピードコントロールショックアブソーバーが組み合わされている。
日本での販売
発売当初は日本仕様車も英国からの輸入販売であったが、ユーロ高の影響とサンダーランド工場における生産が好調であると同時にそれに伴う日本国内への納入が遅れることを避ける(=日本国内における早期納車を実現させる)という2つの理由で国内販売分に関しては2008年から日産九州工場での生産に移管されている(同工場ではエクストレイルやローグも生産されている)。エンジンは、中低速トルク重視のMR20DEガソリンエンジンのみで、トランスミッションは無段変速機#エクストロニックCVT(6速マニュアルモード付き)で、2WDと4WDが設定される。グレードは20G、20Sの2種類が用意され、20Gには標準でグラスルーフが装着される。
歴史
2004年3月2日 ジュネーブモーターショーに「キャシュカイ」コンセプトモデルを出展。
2006年9月6日 「キャシュカイ」市販モデル発表。
2006年9月28日 モンディアル・ド・ロトモビル(パリサロン)に出展。
2006年12月5日 サンダーランド工場で生産開始。
2006年12月12日 神奈川県厚木市の新デザインセンターの公開にあわせて「デュアリス」を日本初公開。
2007年2月 欧州市場で発売開始。
2007年5月23日 日本で発売開始。
車名の由来
「DUALIS」はラテン語で「2元の〜」とか「2つの性質をもつ」という意味。また、英語の「DUAL」からの造語で、乗る人にONとOFFのデュアルライフでの充実を提供したいという意味も込められている。
ちなみに欧州仕様である「QASHQAI(キャシュカイ)」はイランの遊牧民「ガシュガイ族」から来ている。 羊の群れを連れて山岳地帯をどこまでも移動する力強さをイメージ。