フォードモーター第2四半期は87億ドルの赤字
フォードモーターは24日、2008年第2四半期のグローバルセールスの結果を発表した。3か月間の赤字額は86億7000万ドルとなった。
フォードが打開策として打ち出しているのはヨーロッパ向けに販売している小型車6モデルを北米でのラインナップに加え、今年中に国内の大型トラック、SUV工場を小型車向け工場にコンバートするという案。また小型車用の4気筒エンジンの生産能力を2011年までに現在の倍に増やし、2009年末までにハイブリッドのラインナップも現在の倍に増やす予定だ。
しかし今期の赤字額はフォード史上最悪の3か月での決算であり、フォードの「ターン・アラウンド」(回復)の実現はさらに延期を余儀なくされそうだ。
今後の小型車導入の予定は
●2009年中盤にヨーロッパの小型バン『トランジット・コネクト』を北米で販売。
●2009年中盤にリンカーン・ブランドに7人乗りクロスオーバーを追加。
●2010年初期にヨーロッパで販売するフォード『フィエスタ』4ドアセダン、5ドアハッチバックを北米で販売。
●2010年にマーキュリー・ブランドに小型車を追加。
●2010年に北米での“空白”市場にヨーロッパで販売している小型車を追加。
●2010年にユニボディ設計とした次世代フォード『エクスプローラー』を販売、など。
GM、クライスラーなど米ビッグ3は現在の米市場に苦戦しているが、今回のフォードの決算はウォールストリートにも大きなショックを与えた。メーカー側の抜本的な改革が切実に求められている。
ルノーメガーヌに高性能レアモデル登場
仏ルノーは、ルノー・メガーヌをベースとした高性能バージョン“メガーヌ R26.R”を発表した。
メガーヌ R26.Rは、ルノーのモータースポーツ活動や高性能モデルの開発を担当するルノースポールが手掛けた限定車だ。2008年10月より、イギリス、フランス、スイス、スペイン、ドイツの5ヵ国で合計450台の販売が予定されている。
ルノーは、2006年11月にも“メガーヌF1チーム R26”という高性能バージョンを欧州で限定販売しているが、今回のメガーヌ R26.Rはそのアップデイト版ともいうべきモデル。エンジンは同じで、230hp/31.6kg-mを発生する。
ただし、ボディやシャシーはさらなる高性能化が図られており、合計123kgもの軽量化や専用のサスペンションが与えられた。最新版はドイツのニュルブルクリンクサーキットを8分17秒の高タイムで走る実力を持つという。
主な専用装備品は、カーボンボンネット、18インチアルミホイール、エアロパーツ、ポリカーボネイト製のリアウインドウなど。インテリアも軽量化のために無駄なものは極力省かれ、リアシートが取り外されている。フロントシートは、Sabelt製のバケットシート、6点ハーネスなどが装備される。
サスペンションは、剛性の高められたスプリングやダンパーのほか、ロアアームとサブフレームの連結部に強化ブッシュを使用。ブレーキも大型化され、スッピングパワーが高められている。
メガーヌ R26.Rは、ロンドンモーターショーで正式に発表されることになっている。ただし前述のように発売はヨーロッパに限られるため、日本への正規輸入が望めそうにないのが残念なところだ。